黒井の備忘録

黒井のための備忘録。ファッション・コスメ・香水・料理・ぬいぐるみなど。

リキッド イマジネール レビュー(随時更新)

こんにちは黒井です。
今回はリキッド イマジネールについてお話ししたい!
このブランドはニッチフレグランスで、
取り扱いショップも少なくあんまりみる機会がないですよね?
コンセプトには、神秘的でー、魔界的でー、てなかなかダークなワードが並びますが、
こういうの好きなの、ヲタクわかってるね。
フランスのブランドなんですが、やっぱりそういうのは世界共通なんかね。

ちなみにボトルは結構シンプルですが、
曲線が美しい感じでモードぽい?
黒井的には物足りない感じがしますが…
なんかもっとデコラティブな方が好みなんで。


ささ、レビューをしてみたいと思います。


アビシス

遥か昔、13世紀の北欧のサーガで、わたしはすでに海でもっとも恐れられる怪物とされていた。
…から始まる紹介文なんですが、
え、怪物視点なんですね?笑
クラーケン、タコですよ。
ウッディでマリンらしいのですが、
このウッディはクラーケンが壊した船舶なのかな。
ちょっと面白いな。
試してみますと、香りはそこまでマリンじゃないかも!
黒井はマリンが苦手で、潮の香りにベタベタを感じルので分かるのですが、
こちらはマリンというよりミネラル系のコスメに近い気がします!
いやマリンはそうなんですけどね、もうちょっとラムネぽい感じ、シーブリーズ系のシャンプーみたいな感じ!
自然派な香りがして、涼しげで良いですね。

ナヴィス

こちらもウッディでマリンだそうな。
遠くを夢見る男たちに作られた木造船の視点です。
スパイスとかお宝を詰め込んだ船が大航海にいく…!みたいな感じなのですが、
この船がクラーケンに壊されるのか…?と思うとちょっと悲しい。
これもマリンというより、ウッディがつよい!
濃厚で強い香りがしますが、
アビシスと比べるとバックに潮の香りがぷんぷんします。
あとこのウッディは結構苦手だな…と思ったらシダーウッドなのかな、結構強いです。
メンズ寄りだと思う。

シレニス

わたしの歌は波の上を滑る吐息となって香り、抗い難く人を惹きつける。
…人魚ですね!!!
マリン、フローラル、ムスキーという、なかなか女性的な香り。
これはとてもシャンプーぽい香りですね。
夏向け、ナチュラル思考向けの、爽やかなシャンプーです。
全然泡立たんやつ。今は違うかもだけど。
何でアビシスよりも柔らかくて女性的、あとナチュラルさもこちらの方が上かも。
だけど方向性はとても似てると思います。
すれ違った時に振り向くのもこっちかな…
さすが人魚だわ。

ブランシュベット

伝説上の白馬だけに許された汚れなき乳白色の肌、額には解毒剤となる捻れた一本の角が生えている。
ペガサス?
ペガサスイメージの香りは初めてなのですが、
フランスではそこまでメジャーな動物なんですかね?
日本だと動物占いが流行った時に盛り上がったくらいだと思ってるんですけど…
香りは驚くくらいにクリーミーで甘い香りがする!
杏仁豆腐みたいな。幸せを感じますね〜
優しいバニラぽくて、でもお花ぽい繊細で華やかな香りがして、結構好みですー。

こちらのブランドには謎の香料がたくさんあって、
ああ、これはこの香りだね!と伝えづらいのですが「トンカレジノイド」って何ですか?汗
調べるとトンカビーンみたいなやつなのかな?
そういう感じなので難しい…

ベロ ラベロ

ポルトガルの英雄だった船の名前らしい。
勝利!勇敢!といったキーワードらしく、
めちゃくちゃ成功してそうな人に似合いそうね、
と思いながら試してみたのですが、
うわ、すんごいカレー粉の香り…!
でもノート見てみてもカレーの匂いになりそうなものがなく、
え、リコリス?イモーテルフラワー?いや違うよな…と混乱してます。
だって、カレー粉の匂いがするんですよ。

ブラッディ ウッド

名前かっこよすぎ!ワインの香りらしいです。
試してみると、
うん、そこまでワインぽくないかも。
お寺ぽい香りと、化粧水ぽい香りがしますね。
色が赤いので赤ワインなんでしょうけど、タンニンみたいな渋さもなく。
チェリーのベリー系の甘酸っぱさはあるので、
秋向け?大人ぽすぎる感じ。
マダムがつけたら本当にマダムぽさが出るので、
服装注意かなあと思いました。

ドム ローザ

こっちはシャンパンの香り!
ブラッディウッドと比べると、こちらの方がやはり軽くて、ぶどう感が強いですね。フレッシュ!
名前にあるように薔薇が入っていますが、
薔薇一色って感じじゃないですね。
あと紹介文にスモークともありましたが、そこまで…?
フルーティフローラルですが、
確かシャンパンの香りというとレイヤードフレグランスにもありましたね。それと比べると薔薇が強いのでこちらの方がずっっと大人っぽいです。

ボーテ ディ アーブル

「闇を愛する私は、ボタンホールに赤いカーネーションを挿してスモーキーな夜の街を歩く。大盛況のパ—ティー、ジンとアブサンの香りが人間の魂と入り乱れる。あなたが私に魂を差し出すならば、私はあなたにこのセンシュアルな香りを捧げましょう。」
…ここまで読んでもわからなかった。死神?

試しみると、ううおん、濃厚な香りだわ。
コリアンダークローブ、ベチバー、アガーウッドはわかりました。
あとカーネーション?なのかわからないけど、少しパウダリーでざらっとしたお花の香り。
少し田舎の棚奥のような懐かしい匂いがしますけど、それは多分クローブのせいだ。
でもそこまで濃厚な闇な感じがしないですね。
他のブランドだと、何かを煮詰めたかのような匂いがしますが、
リキッドイマジネールの闇は耽美系な感じ…!

ベット ユメーヌ

ベットユメーヌという名前の新種の動物をイメージした香りらしい。
で、この動物は、「都市生活から身を退き、野生を取り戻した人間」だそうなので、ターザンみたいな感じなんだと思う。
香りを試してみると、うん、野生児ぽくはない!笑
もうちょっとワイルド系なのかなーと思ってたんですけど、
スパイス強めでベチバー香る感じ。
スパイス&ベチバーならボーテ ディ アーブルもなんですけど、
あちらはもっとキッチンハーブが多めで、
こちらはベチバーが強いです。あとサンダルウッド。
こう書くと重めな感じなんですが、そんなことはなく、グリーンも強いので中間くらいですかね。

ファンタズマ

「トリロジー・デ・ジュメー」シリーズの1つ。
古代インドやギリシャ医学で唱えられていた四体液説をもとに涙、黒胆汁、唾液、をモチーフとした香りをつくり、それぞれが人間に与える作用や象徴するものが香りで表現されてる。
だそうです。
で、ファンタズマの紹介文には「私は唇の水」とあるので、これが唾液か…
四体液説だと粘液だと思うのですが、唾液なんですね。

ちょっと躊躇してしまうテーマですが、
試してみると、
綺麗な唾液ですね…女神のだったりすんのかな…
いやはや爽やかで、ブラックティーの香りなんだな。
ユズ、ジンジャーとさらに爽やかな香料が追加されて、ハイトーンな感じ。
ちょっと人工香料ぽさが強いので、
黒井は頭が痛くなってくるかもしれない…

メランコリア

こちらは黒胆汁をイメージした香り。
胆汁って肝臓だよね?紹介文には膵臓を目覚めさせるとあるけど、ここって繋がってるんでしたっけ。
ごめんなさい、あまり勉強してなくて。
香りとしては、こちらもシトラス系!
ローレル、レモングラス、ジンジャーとなかなかキッチンスパイスの香りなので馴染み深い感じです。
でもそこまで特出した個性的な香りかと言うと、うーーん。
ロクシタンにありそうだなーとも思いました。

ラクリマ

私はあなたの負の気質と戦うための凶器、リーサルウェポン。私は目からこぼれ落ちる水、ということで涙をイメージした香りだそうです。
少し温かみのあるウッディ系の香り。
ウォーター感ないのですが、
ずっと香ってたら酔いそう…汗
香水屋さんの店内の香り、アパレルショップのような香りです。