黒井の備忘録

黒井のための備忘録。ファッション・コスメ・香水・料理・ぬいぐるみなど。

ラール エ ラ マティエール/ゲラン レビュー

こんにちは、黒井です。
今回はゲランのラール エ ラ マティエールシリーズのレビューを。

去年?もっと前かな?ゲランのカウンターで試した記憶があるんですが、その時は「すっごいゲランぽいなあー」と思ったんですよね。
よくいえばクラシカルで格式高い、
悪くいえばおばさんぽいというか。
でもカウンターって色んな香りが充満しているので、最終的によくわかんなくなるという…笑
ゲランだけじゃないのですが、とりあえず「めっちゃ良い香り!」と感動して→着けてもらって→ふらふら歩いている内に「そんない良くないな…」の繰り返しなんですよね。

まあそんなことは良くてですね、ラール エ ラ マティエールシリーズなんですが、
ゲランのハイラグジュアリーなシリーズだそうで。
とりあえず芸術性を意識していて、それぞれアートにインスパイアされているそうな。

それではレビューです。



目次

ドゥーブル ヴァニーユ

インスパイアされたアートは「ポール・ゴーギャンタヒチ期」だそうで。
芸術には疎いのですが、一応調べてみますと、タヒチの女性を描いた絵画が多い印象。色使いもはっきりしていて力強くて開放的なイメージです。
香りは名前の通りバニラ。
クラシカルで少しパウダリックなゲランの香りがベースにあるバニラ…
うーん…結構普通のバニラ?
オーバープライスな気はしなくもない笑
サラッとしたしつこくないバニラです。

イリス トレフィエ

パリ左岸のカフェにインスパイアされた香り。サンジェルマン・デ・プレ地区とか。とりあえずめちゃくちゃお洒落な地区なのですが、教会や画廊が立ち並ぶアートな地区ぽいですね。
試してみてちょっとびっくり。
イリスはパウダリーなフローラル香なのですが、白粉の香りぽいと感じることが多くて、古くさいというか。
それなのにこちらは、なんか現代的でお洒落〜!
珈琲の焙煎の香りが入ってるらしく納得。アイリス去ったあとは都会的な印象。


ローズ シェリ

エディット・ピアフの「バラ色の人生」をテーマにした香り。シャンソンですね。聞いたことはあるのですが、そもそもシャンソンに馴染みがない。超お洒落なバーでしっとり流れてそう。
香りはアーモンドのセンシュアルな甘さ、甘酸っぱいベリーとローズ。
そこまでローズが格式高そうじゃないというか、押し出して来る感じじゃないのでなぜかラブリーさも感じる!あの天下のゲラン様のラグジュアリーラインなのにね。不思議だわ。

トンカ アンペリアル

ナポレオン3世の皇帝祝賀会の絵画をイメージした香り。荘厳できらびやかな絵画。トンカビーンとこれまたアーモンド。でも何となくフルーティで爽やかな香りもして、少し意外性があります。
タバコのスモーキーさもかすかーに奥のほうにあって、まるで自分がその会場にいるかのような雰囲気があります。厚み?があるといいますか。以外に軽めな香り。

ムスク ウートルブラン

ロダンの「接吻」をイメージした香り。衣服を身に着けていない男女が抱き合ってキスをしている彫刻ですが、ロマンティックというより、どことなく退廃的な印象。香りは究極の白、というイメージもあるぽい。ピュアってことかな?試してみて確かに。ゲランあるあるのアイリスのパウダリーさにムスクの清潔感。ムスクのむせ返る感じがないから好印象だけど、ありがちな香りといわれればそう。なのでちょっとオーバープライス感は否めないかなあ…って印象です。

ネロリ ウートルノワ ←NEW

ピエール・スーラージュの芸術手法として、キャンバスを黒く塗りつぶすというのがありまして、
その黒い絵とネロリフラワーの白との対比に、
矛盾をテーマにした香りらしい。
香りはとてもジューシーなオレンジのような香り。柑橘の皮の苦味もあるけど、それさえもアクセントになるずいぶん美味しい濃厚なオレンジ。
なんかよだれが出そうなほど美味しそう。お腹空いてんのかな。
この食べられそうな感じはティのおかげぽい。
ティが入っていると食べられそうな匂いになる気がするのですが、なんかこの香りは肉厚そうな果実の身も感じるのですが、
これが香りの奥行きなのかな…

エルブ トゥルブラント ←NEW

ベルトラン・タヴェルニエの『田舎の日曜日』がテーマ。
20世紀初頭のパリ郊外が舞台の映画。
白いドレスに大きなハットが理想的なパリぽさで好みですね。
香りは爽やかな風にそよぐ葉っぱやハーブの香り、
遠くから流れてくるシトラスの香り。
環境や風景を想起させる匂いですね。
ハーブが好きなのですごく好みなのですが、ゲランの独特のムスクに匂いがするのでそれが好き嫌い分かれそう。

フェーヴ グルマン ←NEW

サルバドール・ダリシュールレアリスムにインスパイアされた香り。
あのぐにょぐにょしたような、抽象的な、まあシュールな絵画ですよね。
芸術センスが全くないのでよくわからんですけど、
普通に描けないだろうなというのはわかる。
香りもぐにょぐにょしてる!
グルマンなので砂糖系かな?チョコレート系かな?と思って試してみたら、
なんか、全然違う。
カカオ系らしいのですけど、なんかねちっとした酸味があって、
食べれそう、美味しそうな匂いではない。
この酸味はノートをおそらくラムだと思うのですが、
ダークラムよりもホワイトラムのような?
バニラがはいってるって言われたほうがわかる樹脂みがあるんですよね。
HPみたら、旧グルマン コキャンだそうで。
これ昔、グルマン好きで話題になってたやつやん!
有名人にあった気分でちょっと嬉しい。




以上。


ゲランの香水は格式高く大人向けな香りがするので、使い方が難しいなあっていつも思います。
そこまで大人になれないというか、日本人が好きな、清楚でフェミニンで〜みたいな女性像にはなかなかハマらなくて、そういう女性になれればなという憧れもある香りが多いです。このシリーズは特にそういうイメージ!
30代でも弱いというか…マダム向けかなあって思うのです。