黒井の備忘録

黒井のための備忘録。ファッション・コスメ・香水・料理・ぬいぐるみなど。

オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー レビュー(2024/1/28更新)

オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーって、
比較的、最近のブランド…だよね…???
日本に来たのって、5−6年前くらい?もっと前?

なんかの雑誌で、
水性香水でアルコールフリーだから肌に優しい、みたいに紹介されてた気がします。
見た時からボトル可愛い〜!ってなってよく覚えてました。

その雑誌みて、
どこかのお店で試せる機会があったのですが、
こう、香りが曖昧?ぼんやり?していて当時は刺さらなかったです。

今は店舗ができて、
お店も可愛いんだけどさ…
もう1回挑戦したかったんだけど、
すごく混んでるよね…人気なんだね…

普通の香水と違って、
乳液みたいにとろりとした液体なので、
プシュッと霧状に塗布する感じではなく、
伸ばす感じ?
髪の毛にも使えるというけど、指先につけて毛先に馴染ませるのかな。
指にすごく匂いがつくのが気になるタイプなのでハンドクリームも極力つけたく無いのですが、
その後おにぎりとか食べられないね…

とりあえずレビューできるくらいに試せたので忘れないうちに書き留め。


 目次

白パッケージ

スミ・ヒノキ

スモーキーなスギの香りらしく。
うん、わかる!
墨と、燻製焼きの匂いだ!
日本をイメージした香りらしいけど、
確かに古民家風の居酒屋の雰囲気。
あまりにもそのイメージありすぎて、
正直いうと、肌に纏う感じがしないです…笑
屋台帰り?焼肉屋の帰り?って思われそう。
思い切りモードでかっこよくコーディネートするなど、工夫が必要そう!

ミエル・ダングルテール

ハチミツ、シダーウッド、アンバーの香りらしく。
おおうふ、ハチミツだわ。
ハチミツキャンディのベタベタした甘さではなく、
かといって生ハチミツのようなDランドの某エリアの強烈な匂いではなく、
どちらかというと花の香り・花粉の香りが強い感じです。
ベルベットのようなシルキーな香りがベースにあるので、秋冬向けなのかな。
至近距離でやっと香るので、ちょっと色ぽいね…

フルール・ドランジェ・ドゥ・ベルカンヌ

ベルガモットネロリフリージアの香り。
個人的に、選ぶ組み合わせの香りではないのだけど、
試して見て驚いた。
すごくシソの香りがする!!!!!
結構ハーブ系だよ。
シトラスフリージアが組み合わさるとシソの香りがするの?
でも確かに考えるとそんな匂いになりそうだよね。
外国人から見れば、すごく革新的な香りなんだろうな

マカサー

アイリス、アンバー、ブロンドタバコの香り。
ブロンドタバコってなに?
あっっっまい香りがします。
アンバーが強め、アイリスの香りが高級ぽい。
でもアンバーにしては香りのトーンが高めだわ。
このブロンドタバコというのは、シーシャによく使われてるリーフだそうで、
シーシャは試したことはもちろん、近づいたこともないのでよくわからん。
でも全然タバコの苦手な煙ぽさはないけど、言われればタバコの匂いがする。
まとめると、タバコから煙を抜いて、ハイトーンに甘くした感じ。

ユズ・ドゥ・キソ

ユズとミントと月桂樹の香り。
希少なユズ、という表現をされてたのですが、
外国じゃあこれがきっと神秘的な香りなんですね。
ユズとミントって、日本じゃ入浴剤にもある香りなんで、
逆にとても馴染み深い香り!
おそらく嫌いな人は少ないであろう、安心感のある香りです。
日本の蒸し暑い夏でも大丈夫そう。

フォレ・ドゥ・コミ

松と苔とウッディの香り。
湿った感じなのかな?と思いつつ試すと、うん、とても湿ってる。
雨上がりの森の匂いです。
これはとても神秘的な感じ!
ひんやりとしていて、
土ぽくて、どこか遠くから花の蜜のような甘い香りがうっすら香ってきて、
うわあ、すごく綺麗な香りです。

リケン・デコス

ガルバナム、苔、パチュリの香り。
これも組み合わせだけみると、神秘的で森ぽい香りなんだろうな。
確かに森ぽいけど、どちらかというとパチュリの墨つっっよ。
それと雑草のような雑みのあるグリーン感。
これは良い意味で、とてもナチュラルということなのですが、
同じように森の香りと表現したフォレ・ドゥ・コミと比べますと、
こちらの方が気温が高そう。
森というよりもうちょい人里に近い、原っぱみを感じます。

アル・カシール

サンダルウッド、カルダモン、パチュリの香り。
どれも好きな香料ばかりで期待、ワクワク。
ううーん、お寺の香り!すごく落ちつきます。
日本人のDNAに組み込まれているよね。
カルダモンが少しジンジャーみがあって、さっぱり爽やか。
日本の夏には湿気多めな気候にはちょっと重い感じがするけど、許容できるくらいの重さ。

ヘリオトロープ・デュ・ペルー

白い花々、トンカビーン、スミレの香り。
フェミニンと清楚全開なんですが、
これはハイプライスなハチミツの香りですよ。
ハチミツ好きなんで色々買い漁るのですが、スーパーに売ってない取り寄せる系のハチミツ、
ビワとかオレンジとかシトラス系の単花系のハチミツの香りなんですよ、めっちゃ美味しそう。

チュベローズ・デュ・メキシク

チュベローズ、クローブ、バニラの香り。
なんかめっちゃピンクぽい赤ぽい色なんですね。
クローブは?って感じなくらい、チュベローズとバニラの香り。
バニラの方が強いかな?
お花ぽいグリーンな感じはなくて、
なんとなく海外のお菓子ぽい、食べれるけど食欲はそそられない感じのお菓子ぽい。

ローズ・ドゥ・ダマス

これは↓のまとめにも書きました。
xxxqueenxxx.hatenablog.com

ローズウォーターのようなボタニカルでナチュラルな香り。
ペンハリガンのエリザベサンローズに似てるかも…?比べるとこっちの方がシックで落ち着いた香り。
ジョーマローンのレッドローズをクラシカルに香水寄りにした香りともいえます。
個人的にめっちゃ好みですが、プライス的に割に合わないかなーて思います。
拡散性はものすごく低めで、自分でつけていても鼻を近づけなくてはいけないレベル。

ウード・ドゥ・メディンヌ

ザ・ウード系の香り。
ウードというと中東で濃厚な香りなのですが、
やはりそこはビュリー風味。
ウードの中でも軽やかで、グリーンハーブぽい香りが遠くの方でします。
重すぎなくて、これはこれでファンが多そう。

イリス・ドゥ・マルト

アイリスといいつつも、マダムぽさは少なく。
パウダリーを抜いたアイリスってこんな感じなのか、と不思議な感覚です。
アイリスの良さをなくした、ちょっとほんのりクラシカルな花の香り。
個性的か?と言われれば微妙。

セードル・デュ・リバン

シダーと書いてありますが、そんなにシダーぽくない…?
甘さがあって、サンダルウッドかな?と最初思ったくらいで。
でもノートを見ても甘さを感じるのがなくて、
強いて言えばアーモンド?
雰囲気はアンニュイで素敵。

アンブル・ドゥ・マダガスカル

湿度を感じるジャスミン、でも苦手なざらつきがなく、
ジャスミンティー系の香水で好きです。
時間が経ってもオレンジのシトラスな香りが残っているのも好印象です。
肌に密着するような香りで、色っぽいイメージ。

ミルラ・デリトレー

ローズのクラシカルな濃厚な花の香りに、
ジャスミンのざらつき、
さらにミルラのホコリぽさ。
私の苦手なところが出てきてしまっている香り。
でもローズもジャスミンも香りの女王・王様といえる香料なので、
好きな人は多そう。雰囲気は抜群です。

緑パッケージ

グロゼイユ・ドゥ・スカンジナーヴ・エ・トマト・デュ・ペルー

トマトとベルガモットローズマリーの香り。
お?結構甘い、THE・香水な匂いがします。
トマトのような酸っぱさやローズマリーのハーブ感を想像していたので驚き。
砂糖をかけたよく熟れたトマト、くらいの甘さなんだろうけど、個人的には熟れ過ぎな感じ笑
そしてちょっと強めです。

ヴェルヴェーヌ・デザンド・エ・バジリック・ドゥリュ

バーベナ、バジルとノートから見てもグリーン感の強い香り。
香りはもっと柔らかく、ムスクが効いたようなソープ系ある香り。
でも私には、車の芳香剤のような匂いがしてちょっと苦手かも。
バーベナというとロクシタンのが有名ですが、
あちらはもっとレモン系、こちらはバジルが強めなのでグリーン優勢な感じです。

コンコンブル・ダンド・エ・マント・ドゥ・シリィ

夏のきゅうりやトマトの収穫時の香り。
洗ったばかりのなすにも似てる。
土ぽさはあまり感じられず、みずみずしさいっぱいといった感じ。
私とっては環境臭という感じで、纏いたいかと言われれば「?」です。

クレッソン・ドリオン・エ・ペルシ・ドゥ・サルデーニュ

クレソン、あまり日常で食べる機会がない野菜です。
なんかハーブちっくな野菜。
オリーブオイル系のオシャレなドレッシングが欲しくなるような匂いです。
本当に生サラダボウルぽくて、ちょっとお腹が空く。

パタットドゥース・デ・カライブ・エ・キャロット・ダフガニスタン

さつまいもやにんじんをイメージしたらしい、根菜の匂い?
淡い感じなのかなーと思っていたのですが、
思い切りガツンと甘さがあって、このシリーズにしてはすごく香水ぽいですが、
キャロットケーキの匂いぽくて、スパイスも入ってるみたい。幸せな気分になります。
そう思うとグルマン系?

ベトラーヴ・ディラク・エ・リュバーブ・デジプト

ルバーブの匂いらしい。
馴染みがなさすぎてわからないけど、
一緒にノートに含まれているパチュリが、香水つけすぎな人の残り香みたいな感じがして、
少しクラクラします。外国人ぽくてきつめ。