黒井の備忘録

黒井のための備忘録。ファッション・コスメ・香水・料理・ぬいぐるみなど。

レ・パルファン・ドゥ・ジェラルディーヌ/アニック・グタール レビュー

こんにちは黒井です。
アニック グタールの香水レビューになります。

最近新たなコレクションが出たみたいなのですが、そのボトルが凄い可愛かったので楽しみでした!

「レ・パルファン・ドゥ・ジェラルディーヌ」というシリーズは、創始者のアニック・グタール氏の人生をテーマにしたみたいです。
アニック氏は単身でパリに移住しモデルとして活躍をしたそうな。
パリに来たときの不安や高揚感、しばらく慣れてからのリラックス感、などなど人生をイメージした香りなので、何かしら共感はできるかもしれません。

ボトルはふわふわのポンポンとスカーフがついているのが凄い可愛い!


ということでレビュー。
HPの説明文も少しのせます。

フォリー ダン ソワール

「ある夕べの激情」を意味するフォリー ダン ソワールは、人生を左右する決断の瞬間をとらえた、大胆な雰囲気を放つ香り。ウッディでスパイシーな温もりと魅力にあふれたオリエンタルフレグランスです。

ターキッシュローズにカカオ、という組み合わせ。
説明文を見て最初に、セルジュルタンスのサンタルマジュスキュルが思い浮かびました。ルタンスは「サンダルウッド・カカオ・ターキッシュローズ」
でもあちらはサンダルウッドが強めで、ややメンズよりだったかな?
試してみると全然違う。
こちらの方がローズ強めで、フロリエンタルな感じ。しかも石鹸のような清潔感がある香りもする。この清潔感がすごくグタールぽい。


エトワール ドゥヌ ニュイ

オリエンタル フローラルのエトワール ドゥヌ ニュイ(ある夜の星)が連想させるのは、化粧で魔法をかける瞬間の、あの贅沢な雰囲気。なめらかに唇を滑るリップスティックのクリーミーな香りは、シルクのようなアイリスとラズベリー、そしてローズによって表現されています。

アイリスのパウダリーなフローラル香、それとすこーし甘酸っぱいベリー香。
大人っぽいけど、なんとなく可愛らしい感じです。
説明文からすると、化粧台の前にいるのはセクシーな女性というよりも、魔法にかけられた女性なんですかね。椎名林檎の「女の子は誰でも」を思い出しました。どことなく少女性があるというか。
ラストのバニラが効いてますが、重苦しい感じはなくて、使いやすそうです。


トゥニュ ドゥ ソワレ

イブニングドレス」と同義のトゥニュ ドゥ ソワレは、気高さそのものをボトルに詰めたようなグルマンフレグランスです。

グルマンシプレーノートですって。
黒井的にはわりかし対局にいるノートだったので想像がつかなかったのですが、試してみると「なるほど…」となりました。
ラストに行くにつれシプレーが強くなりますが、深く吸い込むとハイトーンでグルマンできゃぴっとした甘い香りがする。
でもシプレがそこまで強くないというか、黒井の考えるシプレはモスやパチョリ全開で幻想的で神秘性のある、クラシカルな香りなのですが、この香水のクラシカルさはいうてアイリスくらいです。
グルマンはキャラメルらしく、アイリスとお菓子が一緒に目の前にただ置いてある感じで、香りが調和しているかというと…?
でも矛盾を感じられて面白い香りだなと思いました。


ニュイ エ コンフィダンス

「夜と自負」を表すニュイ エ コンフィダンスは、官能性で魅了するグルマンフレグランスです。

これが夜向けの香りぽい!
めっさバニラの香りがする。というかバニラの香りしか感じられない。これがアニックグタールのバニラ香料なんですかね。
濃厚というよりか、さっぱりとしたバニラソフトクリームみたいな。それと何か、アニックグタールにありがちな香りもする。多分インセンスですかね?可愛らしいのに、どことなく大人っぽいモダンな感じはインセンスのおかげな気がします。
でもそこまで煙い感じではなくて、まさに燻されたイメージ。