薔薇の香りのする香水について、自分が試したものをまとめてみました。
ローズオンリーのシングルノートが中心です。
また、薔薇をメインテーマとしているものも含みます。
随時更新です。
目次
- ローザ/サンタ・マリア・ノヴェッラ
- レッドローズコロン/ジョーマローンロンドン
- ダマスクローズ/テラクオーレ
- ローズアブソリュ/アニックグタール
- ローズポンポン/アニックグタール
- ラフィーユドゥベルラン/セルジュルタンス
- サマジェステラローズ/セルジュルタンス
- ローズサイレンス/ミラーハリス
- サボイスチーム/ペンハリガン
- ロンブルダンロー/ディップティック
- ローズ・セクリート/イル・プロフーモ
- ラ・ローゼ/ハウスオブローゼ
- ローズ31/ルラボ
- ティーローズ/パフューマーズワークショップ
- オーローズ/ディップティック
- エリザベサン ローズ/ペンハリガン
- ザ コヴェテッド デュシェス ローズ(ローズ夫人)/ペンハリガン
- ダマスクローズ/アトリエ デ フルール(クロエ)
- 05/ザパフュームオイルファクトリー
- 29/ザパフュームオイルファクトリー
- ローズ ダマルフィ/トムフォード
- ローズ ド シーヌ/トムフォード
- ローズ ド リュスィー/トムフォード
- メモワール ド ローズ/ラルチザンパフューム
- コント デュ ルヴァン/ラルチザンパフューム
- ローズ/ポールスミス
- ローズ/イソップ
- ローズ アレキサンダー/ジョルジオ アルマーニ
- ローズ・ドゥ・ダマス/ビュリー
- ブラック/ローズマニア
- ローゼズ オン アイス/バイ キリアン
- ローズ・クラコントゥ オードトワレ/キャロン
- ローズタンジェリン/クロエ
- ポートレイト オブ ア レディ/フレデリック マル NEW!
- ローズ トネール/フレデリック マル NEW!
ローザ/サンタ・マリア・ノヴェッラ
ローザ・センティフォリアを使ったイタリアの修道院発の香水。
甘めで華やか、土っぽさや植物のえぐみとかが全くなく、薔薇の花束を抱えているイメージです。トーンが高めで女性向。
薔薇石鹸のような上品で清潔感のある香りです。
>甘め ☆★☆☆☆ 辛め
レッドローズコロン/ジョーマローンロンドン
ブルガリアンローズの他7種類の薔薇を使ったコロンです。ユニセックス。
コロンですが、オードパルファムくらいの持続があると思います。
ジョーマローンは重ね付け推奨のブランドですが、これ単体で使ってもシンプルで素敵です。
土っぽさや植物のえぐみまで表現されていて、庭に咲く薔薇に近いかなと思います。
すっきりとしていて、ナチュラルなイメージです。
>甘め ☆☆★☆☆ 辛め
ダマスクローズ/テラクオーレ
ダマスクローズを使ったオードトワレです。
精油のようなボタニカルな香りがします。
甘く華やかで、且つまろやか。香り立ちもきつくなく、穏やかで使いやすいと思います。女性向。
今まで試した中で、一番優しい香りがしました。
>甘め ★☆☆☆☆ 辛め
ローズアブソリュ/アニックグタール
ターキッシュ・ローズを初めとした6種類の薔薇を使用した香水です。
今まで試した中で一番本物の薔薇に近い香りがします
まんますぎて、香水としては物足りない人もいるかもしれないレベルです。
香り立ちは終始穏やかで、角がなく優しい。
持続性が短いのが難点ですが、薔薇らしさは群をぬいています。
>甘め ☆☆★☆☆ 辛め
ローズポンポン/アニックグタール
同ブランドのローズアブソリュよりも、もっと香水らしい飾り気のある香りです。
ベリー系の香りも入っていますので、ポップで小悪魔的な香りです。
あまり薔薇な感じはせず、ラズベリーの香りが強いかな、と思います。
>甘め ☆★☆☆☆ 辛め
ラフィーユドゥベルラン/セルジュルタンス
本物の薔薇っぽくはない、人工的な、ローズシロップと表現したい香り。
ルタンスらしい複雑でストーリー性のありそうな奇麗なイメージです。
ミドルにインセンスのような深い香りがし、ラストに近づくにつれ肌になじんで、まるでそれが体臭のように感じられます。要は少しパウダリーになります。
好き嫌いが分かれる香りですので、試す価値はあると思います。
>甘め ☆☆☆★☆ 辛め
サマジェステラローズ/セルジュルタンス
同じくルタンスから。こちらはすでに廃盤になっています。
植物らしいえぐみを表現したグリーン感のある豪華な薔薇の花束の香りです。
男性が使っても素敵だなと感じるレベルで、ドライな印象。
王道の薔薇香水って感じです。
ラストはムスクが強めに香ります。拡散性は高め。
>甘め ☆☆★☆☆ 辛め
ローズサイレンス/ミラーハリス
植物っぽいえぐみを感じられる、精油っぽいローズ香水。
ジョーマローンのレッドローズに似ていますが、それよりも精油っぽくナチュラルです。
ラストのパチョリのおかげでぐんと大人っぽくなっています。
店員さんいわく、強めに感じる香りですが手首に2プッシュでも全然OKだそうです。
ラストまで混ぜ物がないような純粋な香りが続きます。
>甘め ☆☆☆★☆ 辛め
サボイスチーム/ペンハリガン
スチームと名がつく通り、お風呂から発想を得ているそうでとても珍しい香りです。
お風呂に入った時に、水と石鹸の香りが混じった香りがしますよね?あれです。あの香りです。
普段から固形石鹸をお使いの方はより想像しやすいと思います。
スチームといっても、温かみのあるこもった香りではなく、もっとすっきりしていて、意外にラストは甘く感じます。
>甘め ☆★☆☆☆ 辛め
ロンブルダンロー/ディップティック
ブルガリアローズを使用した香水。
かなりグリーン感が強いです。
今まで試した中で、一番ドライと感じました。
カシスの葉の樹液が入っているそうですが、どの香りかわからない。笑
持続性長め。メンズ寄りのユニセックス。
>甘め ☆☆☆☆★ 辛め
ローズ・セクリート/イル・プロフーモ
土っぽさや植物のようなえぐみまで表現された薔薇香水です。
ジョーマローンにとても似ていますが、ラストにいくにつれ精油っぽさが強くなります。
>甘め ☆☆★☆☆ 辛め
ラ・ローゼ/ハウスオブローゼ
ローズガーデンをイメージしたオードトワレです。
みずみずしい軽めな香りで、デイリー使いしやすい香り。
ガーデンと記載の通りグリーン系の青臭さもありますが、複雑な香りではないので使いやす香りだと思います。
少し単調なのが難点ですが、値段を考えるとコスパ最強ではないでしょうか。
(50ml/3000円)
>甘め ☆☆★☆☆ 辛め
ローズ31/ルラボ
センティフォリアローズを使用したオードパルファム。
ベースにシダーやガイアックウッドなどが入っていているので重厚かと思いきや、角がなく優しいミドルトーンで非常にバランスが良いと感じました。
ユニセックス。精油のボタニカルなナチュラルさと、香料の洗練された高貴さの良いところどりをしています。
>甘め ☆☆☆★☆ 辛め
ティーローズ/パフューマーズワークショップ
薔薇好きなら知らぬ人はいないといえる、有名なローズ香水です。
トワレなので持続はかなり短めで、3時間持てば良い方です。
→嘘です、5時間くらい持ってることもあります。拡散性高めなのでつけすぎ注意。
香りは生のティーローズに相当近いです。
今まで試した中で一番、薔薇っぽい。ちなみに精油っぽくもない。
草や土のえぐみはそこまで強くなく、香りとして纏うには丁度いい塩梅。
これよりグリーン感が強くなると身につけるのは難しいと個人的には思います。
トップのアルコール臭ですが、着けた後にちゃんと扇げば気にならなかったです。
>甘め ☆☆★☆☆ 辛め
オーローズ/ディップティック
同じブランドのロンブルダンローはかなーりドライな香りでしたが、こちらは全くそんなことなく、ダマスク系のふくよかな香りのローズ香水です。
ディップティックのブランドイメージ…あの独特なナチュラルさ・青さは残したままですが、女性らしく使いやすいライトなイメージ。
パフューマーズワークショップにちょっと似ています。比べるとこちらはもっと洗練された感じで、より香水っぽい感じ。ライチのおかげで華やかになりすぎず落ち着いた印象ですね。
>甘め ☆☆☆★☆ 辛め
エリザベサン ローズ/ペンハリガン
同ブランド1984年発表の「エリザベッサンローズ」にオマージュしたペンハリガンの新しいローズ香水。ティーローズのようなナチュラル生花系のローズに、バイオレットの高貴さ、ウッディのセンシュアルさ。ジョーマローンのレッドローズが好きだけど、もうちょっと香水ぽい方が好き・雰囲気があるのが好き、という方に非常におすすめします。一応レディースですが、男性が付けてたらめちゃくちゃかっこいい!
>甘め ☆★☆☆☆ 辛め
ザ コヴェテッド デュシェス ローズ(ローズ夫人)/ペンハリガン
ポートレートコレクションというラグジュアリーなラインがあり、英国上流階級を舞台にしたストーリーの、登場人物をイメージした香りで、こちらは「控えめな公爵夫人」の香り。上記のエリザべサンローズに似ていますが(薔薇の香料が一緒?)ですが、こちらはスモーキーで深く重い香り。香りだちはまろやかでゆっくり拡散する感じ。かっちりしたファッションに合わせたいです。
>甘め ☆☆☆★☆ 辛め
ダマスクローズ/アトリエ デ フルール(クロエ)
重ね付け推奨ブランドによくあるシンプルで単調な生花系ローズ。ですが、さすがクロエ!圧倒的フェミニンさ、華やかさがあります。とてもフレッシュでライトなのは分かるのですが、香料が違うのでしょうか…ラストにかすかにブーケのようなキラキラがあります…伝われ…。普段からクロエの香水を使ってる方々だったらハマると思います。
>甘め ☆★☆☆☆ 辛め
05/ザパフュームオイルファクトリー
フレグランスオイルで、香水より拡散が穏やかでまろやかなのが特徴。ダマスク系のふくよかなローズで万人受けする清楚でソーピーな香り。癖がないので誰にでもおすすめできます。重ね付けしてもOKなので、こちらをベースに香水を重ねると拡散性の違いから香りに奥行きが出ます。
>甘め ☆☆☆★☆ 辛め
29/ザパフュームオイルファクトリー
上記のと同じくフレグランスオイルなので香りだちがまろやか。同じくダマスク系のふくよかな香りにインセンスのスモーキーな香り。インセンス強めなので男性におすすめしたい!耽美なイメージで雰囲気あります。
>甘め ☆☆★☆☆ 辛め
ローズ ダマルフィ/トムフォード
ローズというよりヘリオトロープとアーモンドの甘いふわふわ系の可愛い香り。トップはローズ感ありますが(×生花)、あとは後ろに控えてるだけって感じ。
>甘め ★☆☆☆☆ 辛め
ローズ ド シーヌ/トムフォード
どちらかというとピオニーが強い、清楚でお花畑感のある香り。明るい印象があるので春ぽいですが、季節もシーンも問わずに使えそうな雰囲気です。ラストはひっそりとお香が控えてるちょっぴり大人っぽい香り。生花系ではないですが。
>甘め ☆★☆☆☆ 辛め
ローズ ド リュスィー/トムフォード
ローズ×レザーの王道な香りですが、レザーのダーティ感はなく、1輪咲くローズの凛とした香りを引き立たせてかなりカッコ良いイメージの香りでした。男性がつけてても良いかも。ラストはスッと消えていくので香水のケバケバしいのが苦手な方には良さげ。でもそこまでローズ感ないです。
>甘め ☆☆☆☆★ 辛め
メモワール ド ローズ/ラルチザンパフューム
ペンハリガンのエリザベサンローズと、アトリエデフルールのダマスクローズの間をとったらこれになりそう…!前者はティーローズ風のナチュラルとソープ感のある清潔さが売り、後者はクロエが得意なフェミニンで華やかなダマスク風の豪奢感が売り、こちらはそのちょうど真ん中で、ほんのり清楚だけどほんのり豪奢なローズ香水という感じです。個性がないと言われればそうかもですが、ローズ香水としては結構好きです。
>甘め ☆☆★☆☆ 辛め
コント デュ ルヴァン/ラルチザンパフューム
これはローズなのか?と思うほどのパチョリ&アンバー。ささやかな華やかさがローズと信じたい。アンバーの重さが香水らしさを強めている。
>甘め ★☆☆☆☆ 辛め
ローズ/ポールスミス
薔薇香水として超絶有名どころ、ポールスミスのローズ。同ブランドのために作成された薔薇を再現した香りだそうで。
まさに王道な薔薇香水って感じです。緑ぽさや土のえぐみのリアルな感じはなく!ルタンスの廃盤になってしまったサマジェステラローズに似てますね。
王道ってすごく良い香りなんですけど、人気すぎて逆にトイレットペーパーとか芳香剤に使われすぎて、そのイメージが少し頭を掠めてしまうのが残念よな…
>甘め ☆☆★☆☆ 辛め
ローズ/イソップ
メゾンフレグランス売り場に行って、ローズを集めたような個性的な香り!笑
あの百貨店の香水売り場とは違う、独特なあの香りね。ベチバーとかパチョリのような、ウッディ系のおしゃれな感じ。こういう系は私的にディップティックみを感じます。ロンブルダンローほどがつんとはこないけど、系統は似てると感じました!
>甘め ☆☆☆★☆ 辛め
ローズ アレキサンダー/ジョルジオ アルマーニ
アルマーニのイメージとは反して、軽やかで明るいライト寄りの薔薇香水。
もちろんベースには化粧品のようなパウダリックを感じるのですが、柑橘系の爽やかな香り&石鹸ような清楚な香り。ローズ?というよりなんだろう…バスタイムのような温度をしっとりと感じつつ、セレブな豪華さも感じるというか。ペンハリガンのサボイスチームを派手にパリピにした感じ笑
>甘め ☆★☆☆☆ 辛め
ローズ・ドゥ・ダマス/ビュリー
ローズウォーターのようなボタニカルでナチュラルな香り。ペンハリガンのエリザベサンローズに似てるかも…?比べるとこっちの方がシックで落ち着いた香り。ジョーマローンのレッドローズをクラシカルに香水寄りにした香りともいえます。個人的にめっちゃ好みですが、プライス的に割に合わないかなーて思います。
拡散性はものすごく低めで、自分でつけていても鼻を近づけなくてはいけないレベル。
>甘め ☆★☆☆☆ 辛め
ブラック/ローズマニア
パチュリの墨のような渋めの香りが強めで、大人っぽいミステリアスな印象です。
結構スパイシーなので男性がつけていても素敵かも…!
土のえぐみぽさは感じないので、生花系ではないですね。このスパイシーなローズ香はモロッコローズだそうな。スーツみたいなかっちりした服に合わせたい。
>甘め ☆☆☆☆★ 辛め
ローゼズ オン アイス/バイ キリアン
きゅうりのような、瓜の香りのするグリーン系の爽やかな香り。
アイスってつくのがわかります。清涼感があり、爽やかで透明感のある香り。好きです!
薔薇よりもやっぱりキュウリが強い?キューカンバーなので、日本のキュウリではないのですが、もっとアクアティックな香り。でもしっかりと高級感のある都会的なローズ香=ブルガリアンローズの香りもするしすごい良い香り。
>甘め ☆☆☆★☆ 辛め
ローズ・クラコントゥ オードトワレ/キャロン
上記と同じように、きゅうり×薔薇の香水。
キリアンのより瓜が強めですが、濃厚で大人ぽい…マダムぽいクラシカルな印象。
こちらはターキッシュローズを使用とのことで、なるほどモチーフが似ているのに香りが全然違うのは納得です。面白いですね。
サスティナブルを意識しているそうで、詰め替えがあるみたいです。
>甘め ☆☆★☆☆ 辛め
ローズタンジェリン/クロエ
みずみずしいフレッシュな薔薇の香り。
どこかで試したことあるなーーーーーと思うくらい王道。
ああ、ハウスオブローゼと似ていますね。癖がないのでデイリー使いにも重宝しそうな香りです。
>甘め ☆☆★☆☆ 辛め
ポートレイト オブ ア レディ/フレデリック マル NEW!
ものすっっっっごい薔薇の香り。
ローズ系香水が大好きな黒井も驚くほどの豪華な薔薇な香りです。
100本のブーケどころじゃないです。
トップからラストまで上品で洗練されたダマスク系のふくよかな薔薇の香りが、ながーく続く。
ここまで薔薇だとどうしてもおばさんぽくなってしまうのですが、こちらは年齢すら感じる暇がないほど。
でもイメージはクラシカルでエレガンスなので、きっちりとした格好に合わせたいですね。
>甘め ☆☆★☆☆ 辛め
ローズ トネール/フレデリック マル NEW!
以前は「ユヌ ローズ」という名前でありまして、リニューアルしたみたいですね。
その時の香りも試したはずですが、確か「普通の薔薇香水ぽいなー」と思った記憶がありますね…
で、今回のも、ちょっと普通ぽい…?
ティーローズ系の生花に近い香りなのですが、高級感は非常にある。ちょっとソーピーな感じ?深みがあるのはわかりますが、すみません、あまり個性を感じられず…
>甘め ☆★☆☆☆ 辛め