黒井の備忘録

黒井のための備忘録。ファッション・コスメ・香水・料理・ぬいぐるみなど。

香水レビュー:お茶会の香り:ティーフォーツー/ファイブオクロックオジャンジャンブル

こんにちは黒井です。

雰囲気のある香り、好きです。
香りで情景が浮かぶのって素敵ですよね!
そんな中でちょっと前から人気なのが、「お茶会」をイメージした香り。
お茶会というと、アフタヌーンティ、日本人的には茶道的な?日常生活からは少し離れた格式あるもののようなイメージですが、
イギリスなんかはごく日常的。
まあ豪華なお茶会なんかは非日常なんでしょうが…
朝起きて飲む、
朝食時に飲む、
11時頃に飲む、
昼食時に飲む、
17時頃に飲む、
夕食時に飲む、
就寝前に飲む、などなど…
ことあるごとに紅茶を飲むわけです。
つまりお茶会というのは、緑茶飲みながら大福食べるようなもんです。
もしかしたら麦茶とかほうじ茶とかに近いのかも。

そしてこの大福ポジションなのが、ジンジャーブレッド。
あまり日本では馴染みないし売ってないのですが美味しいですよね…
甘さ控えめで、ジンジャーの爽やかな香りが鼻に抜けて。
なんかパサパサしてるのですが、それがまた紅茶に合う。

まあとにかくイギリスの方々にとって紅茶とジンジャーブレッドの香りはDNAに刻み込まれたノスタルジー溢れる香りなんですね。
いずれ日本の日常的なお茶会の香りも出るんじゃないですかね。(もう出ているかもしれないですが)
緑茶と大福の香り、的な。
いいのかどうかわからんけど。

ということで、人気なお茶会の香りを2種比べて見ました。


まずはラルチザンパフュームのティーフォーツー
最初にチャイティーの香り。濃く煮出したスモーキーな茶葉とミルク、そしてシナモンなどのスパイシーで甘い香り。
さらに肌の上で温められると、ぐっとジンジャーの爽やかな香りもする。
ラストにいくにつれ甘くなっていきます。
黒井の苦手なレザーやタバコが入っていますが、
これが茶葉のスモーキーさを演出しているためか平気でした。
不思議なことに全体的にとても優しくて甘い香りです。
ラルチザンあるあるで持続性と拡散性が抑えめですが、その分使いやすい。
このチャイ感は、人によるとアジアン雑貨屋というか、お香のような香りに感じるかもしれません。
華はない、けどほっとする。
しばらくうっとりしていたら、普通にチャイティーが飲みたくなってきました。

そして次に、セルジュルタンスのファイブオクロックオジャンジャンブル
これは「香水」感強めです。とってもハンサムな印象。
アンバーのこっくりとした大人っぽい甘さがベースにあり、
それにジンジャーやシナモンの甘いグルマンな香りがします。
トップから重めでぐっと息をつめてしまうような香りなのですが、
ラストにいくにつれ甘さが出てきてまろやかに。でも甘さすぎない、まさにハンサムでダンディなかっこいい香りです。
女性がつけててても◎です!
ティーフォーツーと打って変わって、華がありますが、
格式高い感じがするのでほっとするより背筋が伸びる。スーツとかに合わせたいですね。
なんとなくスモーキーさが感じますが、レザーやタバコは入っておらず…ノートみたらカカオでした。
ココア缶を開けた時の煙さをイメージしていただければと。

さて、この香りはよく似ていると言われるのですが、
まず2つの共通点は
ティーがトップにある
②ジンジャーやシナモンなどのスパイスが入っている
③ハニーが入っていて甘さがある
と似ている点があり、香調もウォームスパイシーと似ています。
が、香りも雰囲気はまるで違いますね!

チャイティーやお茶会をイメージした香りを探している方なら、どちらも試す価値アリです。
家でリラックスしたいならティーフォーツー、
外で気を引き締めたいならファイブオクロックオジャンジャンブル、が良いかなーと思います。