黒井の備忘録

黒井のための備忘録。ファッション・コスメ・香水・料理・ぬいぐるみなど。

miya shinma(ミヤシンマ) 全種類レビュー

この前行きました伊勢丹のイベントでmiya shinmaの香水たちを試させてもらいましたので、忘れないうちにメモしておきます。

 

ミヤシンマさんは日本人の調香師で、パリに拠点を起き活動している方だそうで

世界中から上質な香料を集めて作品を作っています。

作品の軸は「日本の風景」と、和の精神が強いのです。

ですので含まれている香料も日本製が多いのだとか。

作品名も日本語ばかりで、海外の人目線での「和」を表現しているものもあり、日本人としては「ああ懐かしいなー」と思う香りもあれば「海外の方が想像するオリエンタルな香りだだなー」と思うものもあったり。

全体的に一筋縄ではいかない感じがしますが、日本の気候にあうようなライトな香りが多いので普段使いしやすいと感じました!

通常のラインと、それよりもちょっとお値段高めの高級ラインがあります。

 

それでは1つずつレビューしていきます。

下にいくにつれ重い香りになっていきます。

店員さんがそのように試させてくださったのですが記憶違いありましたらごめんなさい!

 

【通常ライン】

みず

高原に湧き出る泉をイメージした香り。

レモンノートでピュアで爽やかな香りですが、ベースのウッディ?が雅な印象でスポーティな印象にならず和を感じる香りになってました。

公式にはスパイシーノートとも書いてありましたが、刺激臭や温かみは感じず、あくまでライトな香りって感じでした。

 

かぜ

トップはみずと同じ柑橘系ですが、すぐにふわっとした優しい香りになります。フリージアだそうで、清廉な風、じゃなくてふわーり漂う風、ってイメージです。(伝われ…!笑)

ミドルはヒノキ・シダーウッドで、個人的に苦手な香りのはずなんですがフリージアのフローラルに混ざってるので気になりませんでした。ラストがホワイトムスクだそうなのでより優しく感じるのかも…

 

さくら

日本人が大好きな桜です。

桜イメージの香水にありがちな桜餅感はせず、あくまで花のイメージを表現されてました。淡い可愛らしい清潔感のある香り。これ、といって○○の香りがする!という印象がないので、ちょっとミステリアスさも感じました。強いて言えばローズ系なのかしら。

 

緑の葉

上2つが柑橘系のライトな香りだったんですが、ここにきてグリーン系の香りです。5月の新緑がテーマだそうで、少し温かみのある香り。ローズウッドのおかげかもしれません。バンブーが入ってるそうですが中華らしさはなく、本当、境内の竹林の香り。グリーンが強すぎなくて透明感のある香りです。

 

ひのき

ここでウッディ系です。この時点でフローラル系がでてこなかったので、こちらのブランドはウッディ系と書かれていても全く重くないみたいですね。

クレモンティーヌが入ってます、と言われたのですがそもそもクレモンティーヌとはなんぞや、って感じでした 笑

柑橘らしいですけど、レモンやグレープフルーツより温かい香りがしました。それにひのきの香り。ひのきといえばお風呂ですが、それに近い淡い木の香りです。ガツンと木がこないので使いやすいかも。

 

ゆき

ラベンダーウッディとあったのですが、重くなく女性も使えそうな香り。

ラベンダーというとポプリのような強い香りを想像するんですけど、どことなく和を感じました。聞くと、フランスのラベンダーと日本のラベンダーを半々に使っているそうな。

バニラが入ってるので穏やかで甘い香り。白檀の香りに通じるものがあります。

 

オリエンタルな香り。ヘリオトロープが入ってるので甘くまろやかで温かい香りです。

この中で一番色っぽい、イイ女感のある香りだなと思いました。

聞くとジャスミンとローズが入っているそうな。でも媚びない感じで、自立したイメージです。透明感があって素敵でした。

 

たちばな

フゼア系だそうで、辛味のあるフローラルノート。ベチバー?のおかげかスモーキーな香りがして一番個性的な香りです。好き嫌いわかれるかも。颯爽とした格好いい香りです。

 

はな

ガチのフローラル系がここでやっと出てきました。ローズ、イランイラン、ヘリオトロープ、イリスとちょい重めな花の香りがふんだんに入っています。イリスのパウダリーさとパチョリの墨感で、日本の鏡台がイメージされました。どこか懐かしい香りです。

 

【高級ライン】

KIMONO KAZE

通常ラインの「かぜ」をより雅にした感じ。

「かぜ」がふんわりした風をイメージするなら、こちらはより精練な澄んだ風。茶室から聞く風の音をイメージしたそうな。香木の香りが強いのでお香のような香りがしつつも、「かぜ」が持つ優しさやライト感はそのままって感じです。

 

KIMONO SAKURA

通常ラインの「さくら」をより雅にした感じ。個人的にはパウダリーが際立っている印象でした。着物を着たときにつけたい!可愛らしい色柄の着物に似合いそう。もちろん洋装の時でもいいと思いますが、どこか和ていすとを入れてほしい感じです。

 

KIMONO HINOKI

想像するようなウッディ系の重さがここで来ました。でもひのきなので、杉よりは重くないんですけれど。通常ライン「ひのき」ではちょっと物足りない人におすすめかなーと思います。やっぱお香ぽい香りがベースにあります。

 

 

以上です。

もう全体的に、「日本」って感じなので日本人には馴染まないはずがないですよね。

お香=線香の香りで苦手だけど、和テイストな香りをまとってみたいな…

って人には超おすすめ。

現代日本にあった和の香りで、服も気候も選ばないので一年通して使えそう!

香水っぽいキツイ重い香りが苦手な人も好きになりやすいブランドだなーと思いました。

ぜひ試してみてくださいね!

 

読んでいただきありがとうございました!