こんにちは、黒井です。
今回は「サンタ・マリア・ノヴェッラ」という香水ブランドをレビューしていきたいと思います。
めっちゃ好きなブランドなのに記事書いてなかった笑
こちらのブランドはイタリア・フィレンツェにありまして修道院の製薬活動から生まれた、いわゆる薬局だったそうな。今回紹介するのはオーデコロンですけど、石鹸とかポプリとかも色々売ってるので興味あればぜひ。
それで、始まりが修道院というだけあってとっても厳格な雰囲気を大切にしてるらしく、従業員さんは一切笑わない接客スタイルらしいのです。修道女だからね、サービスする人じゃないということです。ここまで割り切れるのってある意味かっこいいですよね。
私もどこの店舗か忘れちゃったんですけど、そんな感じの接客されて「これが噂の笑わない接客かー」と実体験したことがあります。
でも最近、横浜ニューマンの店に行きましたがそんなことなかったので、その店員さんがアレだったのか日本での接客スタイルが変わったのかわからないのですが…どちらにしても日本人なのでホスピタリティある温かい接客のほうが安心できるのは事実です…
ちなみに黒井的には伊勢丹メンズ館に入ってるお店が好きです。さすが伊勢丹なのでしょうか、とても詳しい店員さんがすごく丁寧に選ぶのを手伝ってくれるんですよ、セレブな気分を味わえるので、ぜひ行ってみてください。
ということで本題に入ります。
オーデコロンのレビューです。
ムエットでの試香になりますので、全部を肌にのせたわけではありませんのであしからず。
ちなみにこちらのコロンは、肌にのせると本当に香りが変わりますので、絶対的に無理!というもの以外は肌にのせて試してみたほうがいいかもしれません。
目次
- サンタ・マリア・ノヴェッラ → アックア・デッラ・レジーナ
- バニラ
- チュベローズ
- ローザ
- ポプリ
- スズラン
- インペリアルラベンダー
- アンバーラベンダー
- カプリフォーリオ
- シチリア
- ミモザ
- ガーデニア
- フランジパーネ
- ジネストラ
- マレッシャラ
- バーベナ
- ローザガーデニア
- ローザノヴェッラ
- ルシアンコロン
- フィエノ
- キューバ
- ザクロ ←NEW!
- エンジェルオブフローレンス ←NEW!
- トバッコ トスカーノ ←NEW!
- パチューリ ←NEW!
- オレンジフラワー ←NEW!
- オポポナックス ←NEW!
- チッター ディ キョート ←NEW!
- エバ ←NEW!
サンタ・マリア・ノヴェッラ → アックア・デッラ・レジーナ
ブランド名を冠したコロンです。
→改名して、「アックア・デッラ・レジーナ」になったようです。
他のどのコロンも基本的にこの香りがベースになってる気がします。まず最初に試してみてください。柑橘系の爽やかさと、さりげない花の香りがする綺麗で清潔感あふれる香りです。清潔感といえどソープ系ではなくて…ナチュラルで…自然に綺麗な人みたいな。
バニラ
バニラを薬草瓶に詰めて煮詰めたような香り。もちろん甘いのですが、ハッピー可愛い系ガールというより百戦錬磨の妙齢レディなイメージです(つたわれ)
ほろにがいスパイスや草の香りが奥底にあるので、それが苦手ならだめかも。主役級の華やかな香りです。
チュベローズ
ホワイトフローラルなのですが、特に肉厚でクリーミーで温かみのある香りです。まるで食レポみたいなのですが、要は重い香りになります。ちょっと苦手なので、ジャスミンやオレンジフラワーが入ってるのではないでしょうか。あとスパイス系…クローブ?やや重厚な印象です。
ローザ
この記事でも紹介しております!
緑や土のリアルな感じはなく、まさに香水というようなローズ。
ポプリ
ポプリの香りです!というとレビューどころじゃないのですが、ナチュラル系のアンティーク雑貨屋さんの香りというとわかりやすいですかね。雑貨屋さんとなると人によっていろいろな香りを想像できちゃうのですが、試してみたら、これ知ってる!ってなる香りだと思います。薬草みたいな、クローブとかローズマリーやらスパイスとドライフラワーみたいな外国人ぽい香りなのです。足元につこてふんわり香らせたい。というか、この香りのサシェ?も売っているので、クローゼットに入れとけば服にうつって素敵ですよね…
スズラン
すずらんっていろんなブランドにありますがそもそもどんな香りなのか知りませんよね、というか、すずらんってそもそも香りがないそうですよ。なのでスズラン、リリーオブザバレーと名付けられた香水はそのブランドのイメージごとに調香されてるそうな。こちらのすずらんは青いグリーン系のイメージのようです。かなりくさくさしてます。やわらかい可憐なフローラルを想像するとびっくりします。
インペリアルラベンダー
庭に咲いてるラベンダーの香りまんまです。ラベンダーって芳香剤に使われてることが多いので知ってる方が大半だと思うのですが、それ故に香ったときに生活を感じてしまいがち。しかしこちらのラベンダーはリアルで洗練されたちゃんと花の香りがして、植物の青さも感じられます。めちゃくちゃいい香り。
アンバーラベンダー
上のインペリアルラベンダーとトップ・ミドルはほぼ一緒です。ラストにアンバーの甘さがきて、こらちのほうがややあたたかみを感じるくらいですね。やっぱり持ちは良くないですが、いい香りです。
カプリフォーリオ
花の蜜のような香り、と表現されますが私の想像以上にパウダリー…花粉か?笑
スイカズラのことですが、黒井はリアルを知らないの似てるかはわからないのですが、かなりジャスミンを感じます。甘いイランイラとジャスミンのコラボレーションで、好きな人は絶対に好きだと思う!おとなし清楚な人の女らしさを垣間見てしまった的なイメージがでました。肌にのせるとムエットよりパウダリーさは抑えられ、甘くて可憐なお花の香になりました。素敵だわ
シチリア
夏向けどれですか?と伝えて紹介されたもの。結論からいうと、日本の湿度高い夏には向かない気が…。というかこの頃、日本の夏に耐えられるのってシーブリーズぐらいなんじゃないかと思ってます。それぐらい夏って過酷だよね…
こちらのシチリアはベルガモット、レモンの香りはシトラス系の定番なのですがラストはポプリに似てます。つまりちょっとスパイシー!
柑橘系ってラストは大体シダーなどウッディ系で終わるのが多いイメージだったのですがこちらは全然違うので、シトラス系苦手!って方はお試しください。
ミモザ
砂糖菓子のような軽やかで可愛らしい甘い花の香り!要はミモザなんですが、可愛いだけじゃなく、パウダリーなクラシカルさも感じます。
ガーデニア
グリーン系のガーデニアですね。よくあるまろやかさや、ふんわりまあるい感じなく、スッキリした香りです。ちょっと意外よね…時間経過とともに深みがまして重厚な感じがでてきます。この感じはチュベローズにちょっと似てます。
フランジパーネ
いわゆるシプレ系ですね。フローラル系だけどラストにオークモスを感じる気品ある香りです。人によってはご年配向けと感じるかもしれません。かっこいいフローラル系ともとれるので、花の甘すぎるのが嫌な人には良いと思います。花はね…なんだろう、パウダリーな香りがしますが、ジャスミンも感じますぜ…。ラストはオークモスと甘さがあるのでアンバーも入ってる?持ち良さげです。
ジネストラ
シプレフローラル。なのでラストはオークモスです。トップから枯れ草のようなドライな香りがして、それがラストまでつづきます。またもやジネストラとは?という状況なのですが、日本名ていくとエニシダだそうですね。あれっていい香りするんですね…ウッディ系が好きな方なら試す価値ありです。
マレッシャラ
まずこの香りを考案した人がフランスの元帥婦人らしく、この方は錬金術に興味があったため火あぶりで処刑されたそうな。なんか背景が闇すぎて創作物語みたいですよね、す。ウッディシプレ系で、重い香りです。ラストのオークモス自体はそんなにですが、シダーの辛さとサンダルウッドの甘さが調和してすごい良い香り。でもおんもい…しかもトップにナツメグも入ってるそうな。似合ったらかっこいいなー。秋冬向けですね。
バーベナ
バーベナといえばロクシタンのイメージだったので、柑橘系のさわやかな香りなのかな?と思ってたら薬草あふれるパウダリーでドライな香りでした笑
なるほど、バーベナってこういう感じの香りなんですね。なんかハーブティにありそうな薬草感です。ラストは石鹸のような香りがしてとても清潔感があります。
ローザガーデニア
レモニー感のあるローズと、豪奢でふくよかなガーデニアの香りが調和し、厚みのある香りです。ほんのりお香のような…サンダルウッドも入っていて、ジャスミンも入っていて、わあ凄い豪華な香りがします。肌につけるとガーデニアとフィグのクリーミーさが際立って香りたち、とっても清楚な雰囲気になります。
ローザノヴェッラ
これは…!ローズ×パチョリ×ハーブという、癖のある香りですが、華やかだけど落ち着く、大人っぽい香りで調和しており、人気なのも頷けます…!同じブランドのローザがとがり過ぎ・酸味ありすぎ、と感じる方はぜひこちらをお試しください。ローザノヴェッラの方が、より香水らしく、纏いやすい印象があります。
ルシアンコロン
ロシアの貴族にオーダーされたという香り。国の勝手なイメージで冷たい感じかな?と思っていたのですが、全くそんなことはなく笑。同ブランドのシチリアによく似た香り、こちらのほうがシトラス強めですっきりしていますが、相変わらずポプリの香りがすんごい。このポプリがダメな人は全部ダメだと思う。メンズですが、女性が着けていても違和感は全くないです。
フィエノ
まぐさの香りとHPには書いてあったのですがピンとこず。柔らかい干草の香りでした!干草というと乾いた、ともすれば芳ばしいような草の香りなのですが、こちらは乾いているけど干したての布団のようなお日様の香りがふんわりして、そこが柔らかいと感じました。ラベンダーの穏やかな花の香りもするので優しい感じ。
キューバ
柑橘のフレッシュな香りがするお香。同ブランドのシチリアに、バニラの甘さやスモーキーさを追加した感じ。タイトルのせいなのか陽気なイメージ。夏に使いたいですね!
ラム酒はちょっとわかんなかったですけど、ありそうでないお香な感じで結構好き。意外に和服にも合いそうです…!
ザクロ ←NEW!
整髪料のような、ウェットでちょっと濃いめの香り。
あんまり香水ぽくなくて、個人的にはメンズ向けなのかなあ…
湿気を感じるので、梅雨には向かなそうです。
どんな人や服装に合うのか想像ができないですね…ザクロといいつつもフルーティさは一切ないです。なんの香りかもわからぬ…HPにはラブダナムとあるけどそれかも…?かっちりスーツとも違うし…どちらかというとゆるゆるニットでリラックスムードというイメージです。
エンジェルオブフローレンス ←NEW!
女性向けで一番?に近いくらいに人気な香り。メロンのような濃密なフルーティな香りと、フレッシュな草花の香り。こちらのブランドにありがちな薬草ぽいのは控えめで、フェミニンで綺麗な香りです。
ジャスミン・サンダルウッド・バニラ・ムスクと華やかで甘いキラキラした香り。
ジャスミンは苦手なのですが、こちらの香りはフルーティで飲めるタイプのジャスミンだから大丈夫でした。
トバッコ トスカーノ ←NEW!
ものすごいリラックス効果のありそうなタバコの香り。
タバコでリラックス…?という感じなのですが、タバコというよりカカオみたいな甘い香ばしい香りがします。好きだな…
何回もくんくんしていると、少し煙たいな…って感じますが全く気にならないです。
ベースにはいつもの薬草みたいな香りがあるのでそこが好き嫌いの分かれ道かも。女性がつけても、男性がつけても本当に良さげ。
パチューリ ←NEW!
THE・古民家の匂い。
しかもどこかの団体で展示されているような、ちゃんと手入れされた古民家の香りです。
パチョリでよくいう墨のような香り…ではなく、お香のような古めかしい感じです。
フランキンセンスのような少し埃っぽさはありますが、フレッシュなシトラスとグリーンの香りが後ろの方にあります。
オレンジフラワー ←NEW!
柑橘の苦味まで感じられるタイプのオレンジフラワーですね。
ちゃんとベースには薬草ぽいのがあるのですが、苦さや渋さが感じられます。
店員さん曰く、夏にも人気!とのことですが、完全なるフレッシュさを求める方にはちょっと重いかも。
黒井はオレンジフラワーが苦手なのですが(ジャスミン調の香りがしますよね)、
これもちょっと苦手かも…
オポポナックス ←NEW!
声に出して読みたい、オポポナックス。響きが可愛いですね。
肝心の香りは、アックア・デッラ・レジーナによく似てます。
似すぎていて本当に違いがわからぬ…こちらの方が深く吸い込むとスカッとした爽やかな香りが鼻を抜けるのですが、それくらい…?
オポポナックスというのは植物らしく、ミルラ樹脂に似た香りらしいのです。ミルラ…?そうかなあ…もしかしたら着けてみると違いがわかりやすいのかもしれません。
チッター ディ キョート ←NEW!
京都をイメージした香り。
虫除けのような刺激的でスカッとした香りと、あんまい香り。
な、なんの香りなんだ…
HP曰く、フィレンツェの花であるアイリスと日本でよくみる蓮の花を掛け合わせたみたいです。蓮ってこんなスカッとした香りするんだっけ??記憶ではもっとウォータリーな香りだったはず…蓮ってロータスのことだよね。
かなりスカッとした温度の低い香りなので、夏に涼しげで良さそう!
エバ ←NEW!
ユニセックスをメインテーマとした香り。
最初はレディースにありそうなライトでシトラスだけど、ちょっとフェミニンなグリーンな香りがふわっとあり、
そこからだんだんと、メンズによくありそうなウッディで深緑のような重さがほんのーり出てきます。メンズぽいのですが重すぎないので、女性も使いやすいウッディグリーン系の香りです。
逆に男性が使えばライトなイメージになりそう。バランスが良い香りでTOPは選ばなさそうです。
以上。
サンタ・マリア・ノヴェッラはシングルフローラル(1つの種類の花をイメージしている香り)に力をいれていて、たくさん種類があります。日本ではあまり馴染みのないお花・植物もありますのでなかなか想像し辛いのですが、どれも基本的に良い香りです。ファッションフレグランスと違って香料にお金かかってるのがわかるので、着けていてきっついとなることはあまりないかと。ぜひお試しくださいませ。それでは