黒井の備忘録

黒井のための備忘録。ファッション・コスメ・香水・料理・ぬいぐるみなど。

トムフォードローズ三部作(ローズ ダマルフィ/ローズ ド シーヌ/ローズ ド リュスィー)レビュー

黒井です。

トムフォードの新作で、ローズ香水が出たそうで!
しかも3本も!ローズ好きだからめちゃくちゃ嬉しい…!
ということで早速試しに百貨店まで。
しばらく寄ってなかったけど、コロナ始まりよりかは賑わってますが
相変わらず閑散気味。
近くにイプサカウンターがあったのですが、「○○キット」みたいなセット販売していて、
肌診断推奨型の美容品って難しいよなーと思いました。

そのような事情は関係なく、
香水はそもそもムエットから試すもの、コロナ波を受けづらいのでちょっと嬉しい。
コロナ関係なく市場規模は小さいらしいのですが…

まあそんなことはどうでもよく…
ローズですよ…!

早速レビューしますが、
残念ながら肌にのせたわけではないので信憑性は悪しからずです。
雰囲気でも伝われば。

ローズ ダマルフィ

ふわっとしたローズ。生花系ではなく、人工的/香水的なローズの香りがかすかに後ろの方に控えていて、基本的にほぼ甘い香りですね。
ヘリオトロープだそうで、わかりやすくいうと桜餅の香りなのですが、もっとフローラル足して塩気なくした桜餅です。アーモンドの繊細なパウダリー感はあるので、香水らしさはあります。
ローズに、イタリア産のベルガモット、マンダリン、アーモンドのようなヘリオトロープを重ね合わせて、官能性を秘めた上品な香りだそうな。
ムエットだけだとラストにいくにつれ甘さが強くなり、ローズはどこにもいません…
ローズならド派手な香りが好みの黒井としては、ちょっともの当たりないかなー。


ローズ ド シーヌ

上記のダマルフィより、こちらの方がローズぽい!イエロー ピオニーとコントラストを描きながら作り出す、ゴージャスなフラワーノートは、花々が咲き乱れる情景を想起させる香りだそうな。
イエローピオニーって普通のピオニーとは違うのかえ。よくわからんがピオニーのハッピーで清楚な香りがパッと広がり、ローズの華やかさと組み合わさって、ゴージャスというよりお花畑感があって素敵です。
ラストも重みは感じられず、ずっと清潔感があって春なイメージ。でもちょっとお香のような大人っぽい香りもかすかにあるので、安っぽさはないです。


ローズ ド リュスィー

一番大人っぽい!ローズ×レザーと王道な組み合わせだけどカッコ良さはピカイチだわ。
あああ…結構レザー強め…ごめんなさい苦手だー
濃厚な薔薇にダークなレザーのエッセンスやウッドノートが溶け合い、大人の女性に相応しい魅惑的な仕上がりを実現したそうです。
逆を言えばそれだけレザーが主張しているということ、でもむせかえる感じではなく、そんな中でローズの凛とした香りが一層引き立ち、どちらかというと清廉な印象があります。
ほら、レザーとかインセンスってものによるけどダーティな印象ありますよね(偏見)
それはなく、大人なかっこいい女性がつけてそうな香りです。
ラストもそのままスーと消えていく感じで、パチョリとかアンバーに極振りしてないかと。ある意味使いやすそうですね。


…ということで…3部作のレビューでした!
ローズ香水と言ってもシングルノートではなく、ローズを主役とした香りたちて感じでしたね。

トムフォードは店内の印象やボトルの雰囲気からして、バーンとした派手で濃い香りが多そうなイメージですが、
思った以上に繊細で軽やかなものが多い気がします。
なんか重ね付けできるみたいですよー。50mlで3万円台の香水を重ねづけするなんて、セレブすぎて恐れ多いのですが、つまりその分だけシンプルってこと。
ここがなー、黒井的にはちょっとなーって感じです。